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無
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なけ
ふりがな文庫
“
無
(
なけ
)” の例文
明
(
あけ
)
しに驚き
偵
(
さす
)
が
旅宿屋
(
やどや
)
の主人だけ
宵
(
よひ
)
に
斷
(
ことわ
)
りもなき客の
急
(
きふ
)
に出立せしは
何
(
いか
)
にも
不審
(
ふしん
)
なりとて彼の座敷を
改
(
あらた
)
めしに
變
(
かは
)
る事も
無
(
なけ
)
れば
隔
(
となり
)
座敷を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼女は、何かこうシッカリと
捉
(
つか
)
まる物でも
無
(
なけ
)
れば、自分の弱い
体躯
(
からだ
)
まで今に何処へか持って行かれて了うような眼付をした。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
強
(
しい
)
て
聞
(
きく
)
でも
無
(
なけ
)
れど
此儘
(
このまま
)
別れては何とやら仏作って魂入れずと云う様な者、話してよき事ならば
聞
(
きい
)
た上でどうなりと
有丈
(
あるたけ
)
の力喜んで尽しましょうと
云
(
いわ
)
れてお
辰
(
たつ
)
は
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
一 松島の松にからまるちたの葉も、えんが
無
(
なけ
)
れやぶろりふぐれる〻
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
する者も
無
(
なけ
)
れど誰しも欲の世の中なれば身上の太きに
愛
(
めで
)
て
言込者
(
いひこむもの
)
も又多かり然共持參金の不足より
毎
(
いつ
)
も相談
整
(
とゝ
)
のは
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
おれは当人じゃ
無
(
なけ
)
れば取計いかねると
仰
(
おっし
)
ゃるならば
其男
(
そのおとこ
)
に逢いましょ。
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
サア夫はの
詰
(
つめ
)
臺詞
(
ぜりふ
)
忠兵衞今は
詮方
(
せんかた
)
無
(
なけ
)
れば左樣御座らば此由を若旦那へ一
應
(
おう
)
話してと云ども
主個
(
あるじ
)
は更に
肯
(
きか
)
ず何の
息子
(
せがれ
)
に話すに及ばう
如何
(
いかに
)
戀慕
(
こひした
)
ふ美人でも
覆轉
(
ひつくりかへ
)
つて
泡
(
あわ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“無”の解説
無(む、无)とは、ないこと、存在しないこと。事物あるいは対象となる事柄が有を成さないといった様態及び概念。物体が物質的構成を成さないこと。一切の否定を一般化した表現。対義語は有。「定義されていない(未定義)」事とは意味合いが異なる場合がある。
(出典:Wikipedia)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“無”を含む語句
無情
無頼漢
無言
無上
無礼
情無
有無
無事
無益
南無阿弥陀仏
無邪気
無花果
無性
傍若無人
無明
無禮
無頓着
無聊
無精
無手
...