漆器しつき)” の例文
またこれらのはかからたくさん漆器しつきさかづきぼんはこなどがましたが、その漆器しつきには、これをつくつたとき年號ねんごうつくつた人達ひとたちこまかくりつけてあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
したまたたなありて金銀きんぎん珠玉しゆぎよくれり。西にしばうには漆器しつきあり。蒔繪まきゑあらたなるもののごとし。さてそのきたばうにこそ、たまかざりたるひつぎありけれ。うち一人いちにん玉女ぎよくぢよあり。けるがごとし。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
また漆器しつきうへうつくしいいたものや、面白おもしろ人物じんぶついた鼈甲べつこう小箱こばこなどがあり、支那しな漢時代かんじだいには美術びじゆつすゝんでをつたことが、歴史れきしほんてをつても、まさか
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
なほ、あるはかからは漆器しつきでつくつた化粧箱けしようばこて、そのはこなかにはべに白粉おしろいれたちひさな蓋物ふたものれてありましたが、そのころひとも、かういふ道具どうぐでお化粧けしようをしたことがわかります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)