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漆器
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しつき
ふりがな文庫
“
漆器
(
しつき
)” の例文
またこれらの
墓
(
はか
)
からたくさん
漆器
(
しつき
)
の
杯
(
さかづき
)
や
盆
(
ぼん
)
、
箱
(
はこ
)
などが
出
(
で
)
ましたが、その
漆器
(
しつき
)
には、これを
作
(
つく
)
つた
時
(
とき
)
の
年號
(
ねんごう
)
や
作
(
つく
)
つた
人達
(
ひとたち
)
の
名
(
な
)
が
細
(
こま
)
かく
彫
(
ほ
)
りつけてあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
下
(
した
)
に
又
(
また
)
棚
(
たな
)
ありて
金銀
(
きんぎん
)
珠玉
(
しゆぎよく
)
を
裝
(
も
)
れり。
西
(
にし
)
の
房
(
ばう
)
には
漆器
(
しつき
)
あり。
蒔繪
(
まきゑ
)
新
(
あらた
)
なるものの
如
(
ごと
)
し。さて
其
(
その
)
北
(
きた
)
の
房
(
ばう
)
にこそ、
珠
(
たま
)
以
(
も
)
て
飾
(
かざ
)
りたる
棺
(
ひつぎ
)
ありけれ。
内
(
うち
)
に
一人
(
いちにん
)
の
玉女
(
ぎよくぢよ
)
あり。
生
(
い
)
けるが
如
(
ごと
)
し。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
また
漆器
(
しつき
)
の
上
(
うへ
)
に
美
(
うつく
)
しい
繪
(
え
)
を
描
(
か
)
いたものや、
面白
(
おもしろ
)
い
人物
(
じんぶつ
)
を
描
(
か
)
いた
鼈甲
(
べつこう
)
の
小箱
(
こばこ
)
などがあり、
支那
(
しな
)
の
漢時代
(
かんじだい
)
には
美術
(
びじゆつ
)
が
進
(
すゝ
)
んでをつたことが、
歴史
(
れきし
)
の
本
(
ほん
)
に
出
(
で
)
てをつても、まさか
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
なほ、ある
墓
(
はか
)
からは
漆器
(
しつき
)
でつくつた
化粧箱
(
けしようばこ
)
が
出
(
で
)
て、その
箱
(
はこ
)
の
中
(
なか
)
には
紅
(
べに
)
と
白粉
(
おしろい
)
を
入
(
い
)
れた
小
(
ちひ
)
さな
蓋物
(
ふたもの
)
が
入
(
い
)
れてありましたが、その
頃
(
ころ
)
の
人
(
ひと
)
も、かういふ
道具
(
どうぐ
)
でお
化粧
(
けしよう
)
をしたことがわかります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
“漆器”の解説
漆器(しっき)は、木や紙などに漆を塗り重ねて作る工芸品である。狭義には「漆を塗った食器」の意味であるが、広義では漆が塗られた漆工品全般が含まれる。歴史的にアジアを中心とした国で、食器、箱、箪笥、台、棚、車体などの様々な用途で作られ、日用品から高度に装飾された美術工芸品まで多様な工芸品が作られた。漆を表面に塗ることで器物は格段に長持ちする。
(出典:Wikipedia)
漆
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
器
常用漢字
小4
部首:⼝
15画
“漆器”で始まる語句
漆器屋
漆器店