“小箱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こばこ83.3%
プティ・コフル16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三月二十五日の修業式しゅうぎょうしきに本校へいった帰り、ちょうど、いま、立っているこのへんで、別れのことばをいい、みんなに、キャラメルの小箱こばこを一箱ずつくれた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
「これだね。」と、老人ろうじんは、そばにあった小箱こばこのひきだしから、ぬのつつんだ、あおいし根掛ねがけをして、おとこわたしました。おとこは、だまって熱心ねっしんていましたが
らんの花 (新字新仮名) / 小川未明(著)
アデェルはあの小箱プティ・コフルがとう/\來たのか知らと考へてゐた。何かの間違ひの爲めにその到着が今まで延びてゐたのだ。彼女は滿足した。