そして河岸まで行って、清逸の背中を撫でていた両手をごしごしと洗った。清逸は同情なしにではなく、じっと淋しくそれを見やった。
それらの新しい勢力は事実において日に日に土手や畠や河岸や蘆の茂りを取払って行きつつあるが、しかし何らの感化をも自分の心の上には及ぼさなかったのだ。
“河岸”の意味
《名詞》
河岸(かわぎし、かし、カガン)
川の岸辺。陸地が川に接するあたり。川岸。
(かし)魚河岸の略。魚市場、鮮魚市場。
(かし 俗語)あることをする場所、特に、飲酒を伴う会食の場。
(出典:Wiktionary)
河岸(かわぎし、かし、カガン)
(出典:Wiktionary)
“河岸”の解説
河岸(かし、かがん、かわぎし)とは、狭義では河川や運河、湖、沼の岸にできた港や船着場のことである。しかし「魚河岸」などというように、商品売買を行う市場や市場のある地名を意味する場合もある。江戸時代に入ると河岸には問屋を商う商人やその蔵が集まり、一つの商業集落を形成していた。このため広い意味で町村を表す言葉でもあった。現在でもこの名残りで日本各地の地名に河岸とつく場所が多い。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)