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うな
ふりがな文庫
“
汝
(
うな
)” の例文
『
汝
(
うな
)
ア
頬片
(
ほつぺた
)
、何時來ても
天鵞絨
(
びろうど
)
みてえだな。十四五の
娘子
(
めらしこ
)
と寢る樣だ。』と言つた。これは此若者が、殆んど來る毎にお定に言つてゆく
讃辭
(
ことば
)
なので。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「キッコ、
汝
(
うな
)
の木ペン見せろ。」にわかに
巡査
(
じゅんさ
)
の
慶助
(
けいすけ
)
が来てキッコの
鉛筆
(
えんぴつ
)
をとってしまいました。
みじかい木ぺん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
『
汝
(
うな
)
ア
頬片
(
ほつぺた
)
、何時来ても
天鵞絨
(
ビロウド
)
みてえだな。十四五の
娘子
(
めらしご
)
と寝る様だ。』と言つた。これは此若者が、殆んど来る毎にお定に言つてゆく
讃辞
(
ことば
)
なので。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「
何
(
な
)
した、
汝
(
うな
)
などそだら東京だが。一年中うろうろど歩ってばがり居でいだずらばがりさな。」
風野又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
『だから
怎
(
どう
)
したゞよ? 俺ア此頃少し急しくて
四日許
(
ば
)
り來ねえでたのを、
汝
(
うな
)
ア
憤
(
おこ
)
つたのげえ?』
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
「うわぁい、又三郎、
汝
(
うな
)
などぁ、世界に無くてもいいな。うわぁぃ。」
風野又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
『嘘でねえでヤ。俺ア
眞實
(
ほんと
)
に、
汝
(
うな
)
アせえ承知して
呉
(
け
)
えれば、
夫婦
(
いつしよ
)
になりてえど思つてるのに。』
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「修繕したのか。
汝
(
うな
)
、時計屋に居たな。」炉のそばの
年老
(
としと
)
った農夫が云ひました。若い農夫は、も一度自分の腕時計に柱時計の針を合せて、安心したやうに蓋をしめ、ぴょんと土間にはね降りました。
耕耘部の時計
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
『嘘でねえでヤ。俺ア
真実
(
ほんと
)
に、
汝
(
うな
)
アせえ承知して
呉
(
け
)
えれば、
夫婦
(
いつしよ
)
になりてえど思つてるのに。』
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「
修繕
(
しゅうぜん
)
したのか。
汝
(
うな
)
、時計
屋
(
や
)
に
居
(
い
)
たな。」
炉
(
ろ
)
のそばの年
老
(
と
)
った農夫が
云
(
い
)
いました。
若
(
わか
)
い農夫は、も一度自分の腕時計に柱時計の針を合せて、
安心
(
あんしん
)
したように
蓋
(
ふた
)
をしめ、ぴょんと土間にはね
降
(
お
)
りました。
耕耘部の時計
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
『だら怎したゞよ? 俺ア此頃
少許
(
すこし
)
急しくて四日許り来ねえでたのを、
汝
(
うな
)
ア
憤
(
おこ
)
つたのげえ?』
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「
汝
(
うな
)
ぃの家さ、今朝、霜降ったが。」と嘉ッコがたづねました。
十月の末
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
叔父は
上框
(
あがりがまち
)
に突立つて、『悪いなら悪いと云へ。
沢山
(
うんと
)
怒れ。
汝
(
うな
)
の小言など屁でもねえ!』と言つて、『馬鹿野郎。』とか、『この源作さんに口一つ利いて見ろ。』とか、一人で怒鳴りながら出て行く。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「
汝
(
うな
)
ぃの家さ、今朝、霜降ったが。」と嘉ッコがたずねました。
十月の末
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「うあい又三郎、
汝
(
うな
)
などあ世界になくてもいいなあ。」
風の又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「なじょだが
判
(
わか
)
らない。こんどあ
汝
(
うな
)
あ行ってみろ。」
鹿踊りのはじまり
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「なじよだが
判
(
わか
)
らない。こんどあ
汝
(
うな
)
あ
行
(
い
)
つてみろ。」
鹿踊りのはじまり
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「みんなして
汝
(
うな
)
のごと送てぐど。そいづぁなぁ、うな立派になってどごさが行ぐ時ぁみんなして送ってぐづごとさ。みんないゝごとばがりだ。泣ぐな。な、泣ぐな。春になったら盛岡祭見さ
連
(
つれ
)
でぐはんて泣ぐな。な。」
ひかりの素足
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「又三郎、又三郎、
汝
(
うな
)
、
何
(
な
)
して早ぐ来ない。」
風野又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「
汝
(
うな
)
など
悪戯
(
わるさ
)
ばりさな、
傘
(
かさ
)
ぶっこわしたり。」
風の又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「ぢゃ、
汝
(
うな
)
、あの音ぁ何の音だが
覚
(
おべ
)
だが。」
十月の末
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「じゃ、
汝
(
うな
)
、あの音ぁ何の音だが
覚
(
おべ
)
だが。」
十月の末
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
汝
(
うな
)
ひとりであすまないんだぢやい
『春と修羅』
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
汝
(
うな
)
ひとりだらいがべあ
『春と修羅』
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
汝
漢検準1級
部首:⽔
6画
“汝”を含む語句
汝等
汝達
大汝
汝兄
汝曹
汝命
汝水
汝屋船
汝輩
汝南
爾汝
丁汝昌
汝陽
汝南圃史
汝所堅之美豆能小佩
汝寧
除汝
汝海
諾児汝
汝爾
...