トップ
>
此文
>
これ
ふりがな文庫
“
此文
(
これ
)” の例文
覺悟
(
かくご
)
次第
(
しだい
)
に
斷念
(
あきらめ
)
もつくべし、
今
(
いま
)
一
度
(
ど
)
此文
(
これ
)
を
進
(
あ
)
げて、
明
(
あき
)
らかのお
答
(
こた
)
へ
聞
(
き
)
いて
給
(
たま
)
はれ、
夫
(
そ
)
れ
次第
(
しだい
)
にて
若樣
(
わかさま
)
にもお
別
(
わか
)
れに
成
(
な
)
るべければと
虚實
(
きよじつ
)
をまぜて、
子心
(
こごヽろ
)
に
哀
(
あは
)
れと
聞
(
き
)
くやう
頼
(
たの
)
みければ
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
みづから
參館
(
あがり
)
て、とはおもへど、少しさゝはる事のありて今日明目自由のきかねば、おはこびの願ひましたきよしをお近のもとまで申おくりける、
此文
(
これ
)
を受とりたるお近が喜びより
花ごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
是非
(
ぜひ
)
此文
(
これ
)
を
御覽
(
ごらん
)
なされて、
一寸
(
ちよつと
)
何
(
なに
)
とか
言
(
い
)
ふて
下
(
くだ
)
され、よう
姉樣
(
ねえさま
)
、よう
姉樣
(
ねえさま
)
、お
願
(
ねが
)
ひ、
此拜
(
これ
)
、とて
紅葉
(
もみぢ
)
の
手
(
て
)
を
合
(
あ
)
はす
可憐
(
いぢら
)
しさ、
情
(
なさけ
)
ふかき
女性
(
によしやう
)
の
身
(
み
)
の、
此事
(
これ
)
のみにても
涙
(
なみだ
)
の
價値
(
あたひ
)
はたしかなるに
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
よし
山賤
(
やまがつ
)
にせよ
庭男
(
にはをとこ
)
にせよ、
我
(
わ
)
れを
戀
(
こ
)
ふ
人
(
ひと
)
世
(
よ
)
に
憎
(
に
)
くかるべきか、
令孃
(
ひめ
)
の
情緒
(
こヽろ
)
いかに
縺
(
もつ
)
れけん、
甚
(
じん
)
之
助
(
すけ
)
母君
(
はヽぎみ
)
のもとに
呼
(
よ
)
ばれ、
此返事
(
このへんじ
)
を
聞
(
き
)
く
間
(
ま
)
なく、
殘
(
のこ
)
り
惜
(
を
)
しげに
出行
(
いでゆき
)
たるあとにて、
玉
(
たま
)
の
腕
(
かひな
)
に
此文
(
これ
)
を
抱
(
いだ
)
き
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
“此文”で始まる語句
此文中