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構
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かまひ
ふりがな文庫
“
構
(
かまひ
)” の例文
「兎も角も、あんな女は眼の毒ですね。御奉行樣にでもお願ひして、江戸
構
(
かまひ
)
か遠島にでもして貰はなきや、神田中の若い男は氣が變になりますよ」
銭形平次捕物控:238 恋患ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「どうぞお
構
(
かまひ
)
下
(
くだ
)
さるな。なんでもありませんから。」セルギウスは殆ど目に見えぬ程唇の
周囲
(
まはり
)
を引き吊らせて微笑みながら、かう云つた。そしてその儘
勤行
(
ごんぎやう
)
を続けた。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
用番老中水野越前守
忠邦
(
ただくに
)
の沙汰で、九郎右衛門、りよは「
奇特之儀
(
きどくのぎ
)
に
付
(
つき
)
構
(
かまひ
)
なし」文吉は「
仔細無之
(
しさいこれなく
)
構なし」と申し渡された。それから筒井の
褒詞
(
ほうし
)
を受けて酉の下刻に引き取った。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
弥撒
(
ミサ
)
を行ふ間は、わが心自づと強く、身も
緊
(
しま
)
つて、尊い葡萄酒の
輝
(
かゞやき
)
は眼に満ちわたり、聖なる
御油
(
みあぶら
)
に思も潤ふが、このわが廊堂の人げない処へ来ると、此世の
疲
(
つかれ
)
に
崩折
(
くづを
)
れて、
跼
(
くゞ
)
まるとも
構
(
かまひ
)
ない。
法王の祈祷
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
取れたるは
自業自得
(
じごふじとく
)
と言べし此以後心を改め女色に
迷
(
まよ
)
ふ事
勿
(
なか
)
れと有て
其餘
(
そのよ
)
は
構
(
かまひ
)
なしと申渡され此事
落着
(
らくぢやく
)
なしたりけり斯て其日
未刻頃
(
やつどきごろ
)
吾助お兼の兩人は
追放
(
つゐはう
)
に成しかば何を
當
(
あて
)
に行べき方もなく品川宿を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
私欲
(
しよく
)
に
遣
(
つか
)
ひ候
段
(
だん
)
不仁
(
ふじん
)
不義
(
ふぎ
)
の
仕方
(
しかた
)
なり因て三ヶの
津
(
つ
)
構
(
かまひ
)
の上
中追放
(
ちうつゐはう
)
申付る又
兼事
(
かねこと
)
は同罪とは申ながら
元來
(
ぐわんらい
)
愚
(
おろか
)
なる
生得
(
しやうとく
)
と相見え
淺果
(
あさはか
)
なる致し方故
輕追放
(
けいつゐはう
)
の上江戸
構
(
かま
)
ひ申付る次に宅兵衞事は吾助等が
巧
(
たく
)
みは人外なれども其の巧みに
陷
(
おちい
)
り兼と
密通
(
みつつう
)
したるは汝が
愚
(
おろか
)
なる故なり然ば金子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“構”の意味
《名詞》
(かじ) 梶の木の古名。
(かじ) 襲の色目の名。表裏ともに萌葱色。秋に着用。
(出典:Wiktionary)
“構”の解説
構(かまえ)とは、漢字の少なくとも二辺にまたがる構成要素であり、上と左にまたがる垂および左と下にまたがる繞を除いたものである。漢字を外側から包むような形をしている。
(出典:Wikipedia)
構
常用漢字
小5
部首:⽊
14画
“構”を含む語句
構造
結構
虚構
構内
門構
構成
心構
機構
大構
面構
身構
一構
構外
立構
御構
結構人
店構
無構
差構
家構
...