“淺果”の読み方と例文
新字:浅果
読み方割合
あさはか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おこし我が子の爲と存ずる淺猿あさましき心偖々さて/\苦々にが/\しき所爲しわざなりかく淺果あさはかなる惡事何として其身ののぞみを遂ることなるべきや因て其許も能々よく/\我身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
張上られコリヤ平左衞門これまで主税之助が爲せし惡事あくじは皆汝がすゝめし處ならんしかし汝程の惡才あくさい有者が何故又島が死骸しがいの始末はかく淺果あさはかなる工夫をなして置捨おきすてに致したるやと申されければ平左衞門此ことを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
上御意の如く誠に天命てんめい遁難のがれがたきものにして島が死骸取隱し方淺果あさはかなりとのおほせ此平左衞門に取何程かはづかしきことに御座候これに付ては種々申上度儀御座候へども其事つまびらかに申上るときは主人の惡事に御座候尤も斯成行し上は是非ぜひに及ばず罪は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)