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果物屋
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くだものや
ふりがな文庫
“
果物屋
(
くだものや
)” の例文
品物を窓に向って差出している
果物屋
(
くだものや
)
がいたが、その男もKもついうっかりして、それの手押車でKは危うく押し倒されるところだった。
審判
(新字新仮名)
/
フランツ・カフカ
(著)
二人の老人は、前日フォーシュルヴァンがコゼットを預けておいたシュマン・ヴェール街の
果物屋
(
くだものや
)
へ行って、コゼットを連れてきたのである。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
また、その
港
(
みなと
)
の
景色
(
けしき
)
や、
街
(
まち
)
の
有
(
あ
)
り
様
(
さま
)
や……
小路
(
こうじ
)
の
角
(
かど
)
には、たばこ
屋
(
や
)
があって、
果物屋
(
くだものや
)
があって、
赤
(
あか
)
い
旗
(
はた
)
の
立
(
た
)
っている
酒場
(
さかば
)
のあることも、
話
(
はな
)
しました。
お父さんの見た人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「暑い夏の夜市中を通っておるとむくむくと物の
匂
(
にお
)
いが鼻を
衝
(
つ
)
く、
肴屋
(
さかなや
)
も
果物屋
(
くだものや
)
も酢屋もまたごみ
溜
(
ため
)
の匂いも交って鼻を衝く。空にはうん気につつまれた夏の月が出ております。」
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
そして街から街へ、先に云つたやうな裏通りを歩いたり、
駄菓子屋
(
だぐわしや
)
の前で
立留
(
たちどま
)
つたり、
乾物屋
(
かんぶつや
)
の
乾蝦
(
ほしえび
)
や
棒鱈
(
ぼうだら
)
や
湯葉
(
ゆば
)
を眺めたり、たうとう私は二條の方へ
寺町
(
てらまち
)
を
下
(
さが
)
り其處の
果物屋
(
くだものや
)
で足を留めた。
檸檬
(旧字旧仮名)
/
梶井基次郎
(著)
▼ もっと見る
まだ起きてゐる
果物屋
(
くだものや
)
を探しに行きぬ。
悲しき玩具
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
また、
果物屋
(
くだものや
)
の
前
(
まえ
)
で、いろいろの
果物
(
くだもの
)
を
見
(
み
)
るのもすきです。どれも
美
(
うつく
)
しい
色
(
いろ
)
をして、いいにおいがしそうでした。
僕の通るみち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
シュマン・ヴェール街に
果物屋
(
くだものや
)
をしてる婆さんで私がよく知ってる者がありますから、いつでもそこに預けることにしましょう。聾でして、小さな寝床も一つあります。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
が、しっとりと
絹糸
(
きぬいと
)
のように、
空
(
そら
)
の
下
(
した
)
の
港
(
みなと
)
の
町々
(
まちまち
)
の
屋根
(
やね
)
を
照
(
て
)
らしています。そこの、
果物屋
(
くだものや
)
には、
店頭
(
みせさき
)
に、
遠
(
とお
)
くの
島
(
しま
)
から
船
(
ふね
)
に
積
(
つ
)
んで
送
(
おく
)
られてきた、
果物
(
くだもの
)
がならんでいました。
港に着いた黒んぼ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ビセートルの
癲狂院
(
てんきょういん
)
にでも入れられたかも知れませんよ。あなたが死なれたら、私はどうなると思います? そしてあなたの娘さんは!
果物屋
(
くだものや
)
の上さんは訳がわからなくなるでしょう。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
ある
果物屋
(
くだものや
)
の
前
(
まえ
)
で、ふたたび
昨日
(
きのう
)
の
美
(
うつく
)
しい
女
(
おんな
)
の
人
(
ひと
)
に
出
(
で
)
あいました。
赤い船のお客
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こんどは、
果物屋
(
くだものや
)
の
前
(
まえ
)
にきて
宿題
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
果
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“果物”で始まる語句
果物
果物店
果物籠
果物籃
果物入
果物盃
果物圃
果物採
果物畑
果物畠