料理番れうりばん)” の例文
料理番れうりばんまをしつけて、玄竹げんちく馳走ちそうをしてらせい。もともに一こんまう。』と、但馬守たじまのかみは、こつならせた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
此通このとほり獻立こんだて二人前ににんまへ明日みやうにち晝食ちうじきこしらふるやう、料理番れうりばん申置まをしおくべし、なにかと心遣こゝろづかひいたさせたり、休息きうそくせよ
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
裏道傳うらみちづた二町にちやう三町さんちやう町名ちやうめいなにれねどすこりし二階建にかいだて掛行燈かけあんどんひか朧々ろう/\としてぬしはありやなしや入口いりぐちならべし下駄げた二三足にさんぞく料理番れうりばん欠伸あくびもよすべき見世みせがゝりの割烹店かつぽうてんあり
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
甲下人 料理番れうりばんのでござります、が、なんぢゃやらぞんじませぬ。
料理番れうりばんくのもくやしいし、なんだらう……」と三人さんにんかんがへた。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)