支那製しなせい)” の例文
ところが支那製しなせいかゞみみな、そのころ大陸たいりくから輸入ゆにゆうされたものでなくてはなりませんが、不思議ふしぎなことには朝鮮ちようせんみなみむかし新羅しらぎくに古墳こふん日本につぽん古墳こふんとよくてゐて
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
其中そのうち綺麗きれい支那製しなせい花籃はなかごのなかへ炭團たどん一杯いつぱいつてとこかざつたと滑稽こつけいと、主人しゆじん編上あみあげくつのなかへみづんで、金魚きんぎよはなしたと惡戲いたずらが、宗助そうすけには大變たいへんみゝあたらしかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
まへには日本製につぽんせいかゞみ支那製しなせいくらべて非常ひじようまづかつたのが、この平安朝へいあんちようから足利時代あしかゞじだいになつて、支那しな同時代どうじだいかゞみくらべて、かへってうま出來でき、なか/\すぐれたところがあるのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
たとへば模樣もようなかにある支那文字しなもじでも、日本製につぽんせいかゞみにはなんだかわからないかたちになつたり、模樣もようもはつきりいたしません。それでこれをよくますと日本製につぽんせい支那製しなせいかの區別くべつはわかるのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)