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手当次第
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てあたりしだい
ふりがな文庫
“
手当次第
(
てあたりしだい
)” の例文
旧字:
手當次第
体中
(
からだぢう
)
珠数生
(
じゆずなり
)
になつたのを
手当次第
(
てあたりしだい
)
に
掻
(
か
)
い
除
(
の
)
け
毟
(
むし
)
り
棄
(
す
)
て、
抜
(
ぬ
)
き
取
(
と
)
りなどして、
手
(
て
)
を
挙
(
あ
)
げ
足
(
あし
)
を
踏
(
ふ
)
んで、
宛
(
まる
)
で
躍
(
をど
)
り
狂
(
くる
)
ふ
形
(
かたち
)
で
歩行
(
あるき
)
出
(
だ
)
した。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼
(
かれ
)
は
非常
(
ひじょう
)
に
読書
(
どくしょ
)
を
好
(
この
)
んで、しばしば
倶楽部
(
くらぶ
)
に
行
(
い
)
っては、
神経的
(
しんけいてき
)
に
髭
(
ひげ
)
を
捻
(
ひね
)
りながら、
雑誌
(
ざっし
)
や
書物
(
しょもつ
)
を
手当次第
(
てあたりしだい
)
に
剥
(
は
)
いでいる、
読
(
よ
)
んでいるのではなく
咀
(
か
)
み
間合
(
まにあ
)
わぬので
鵜呑
(
うのみ
)
にしていると
云
(
い
)
うような
塩梅
(
あんばい
)
。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
浴盤
(
よくばん
)
には
馬鈴薯
(
じやがたらいも
)
が
投込
(
なげこ
)
んであるような
始末
(
しまつ
)
、
代診
(
だいしん
)
、
会計
(
かいけい
)
、
洗濯女
(
せんたくおんな
)
は、
患者
(
かんじゃ
)
を
掠
(
かす
)
めて
何
(
なん
)
とも
思
(
おも
)
わぬ。
話
(
はなし
)
には
前
(
さき
)
の
院長
(
いんちょう
)
はまま
病院
(
びょういん
)
のアルコールを
密売
(
みつばい
)
し、
看護婦
(
かんごふ
)
、
婦人患者
(
ふじんかんじゃ
)
を
手当次第
(
てあたりしだい
)
妾
(
めかけ
)
としていたと
云
(
い
)
う。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
次
常用漢字
小3
部首:⽋
6画
第
常用漢字
小3
部首:⽵
11画
“手当”で始まる語句
手当
手当放題