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所爲
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せい
ふりがな文庫
“
所爲
(
せい
)” の例文
新字:
所為
愛
(
あい
)
ちやんは
直
(
たゞ
)
ちに
此
(
こ
)
れが
扇子
(
せんす
)
を
持
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
た
所爲
(
せい
)
だと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
つて
急
(
いそ
)
いで
其扇子
(
そのせんす
)
を
捨
(
す
)
てました、
恰
(
あだか
)
も
縮
(
ちゞ
)
むのを
全
(
まつた
)
く
恐
(
おそ
)
れるものゝ
如
(
ごと
)
く。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
誰に罪があるのでもないが、子供の時に甘やかされた心の殘つてる
所爲
(
せい
)
か、何か洩らさずにはゐられぬ不快のある時、母をいぢめるのが何時からとなく私の癖になつた。
不穏
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
お
品
(
しな
)
は
家
(
いへ
)
に
歸
(
かへ
)
つて
幾
(
いく
)
らか
暖
(
あたゝ
)
まつたがそれでも一
日
(
にち
)
冷
(
ひ
)
えた
所爲
(
せい
)
かぞく/\するのが
止
(
や
)
まなかつた。さうして
後
(
のち
)
に
近所
(
きんじよ
)
で
風呂
(
ふろ
)
を
貰
(
もら
)
つてゆつくり
暖
(
あつた
)
まつたら
心持
(
こゝろもち
)
も
癒
(
なほ
)
るだらうと
思
(
おも
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
頭の
所爲
(
せい
)
か
天氣
(
てんき
)
の
加減
(
かげん
)
か、何時もは
随分
(
ずゐぶん
)
よく
語
(
かた
)
る二人も、
今日
(
けふ
)
は些ツとも
話
(
はなし
)
が
跳
(
はづ
)
まぬ。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
爲
部首:⽖
12画
“所”で始まる語句
所謂
所以
所
所詮
所為
所作
所業
所在
所々
所有