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惡意
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あくい
盜み出し候
故扨は渠等兩人も主人の
惡意を
察しけれるにや兄弟を
盜み出しうへ
訴へ出る
存念と心付南無三寶是は
逸りたることをなし
公邊へ御苦勞を
チッバ
叔父上、あれは
敵方のモンタギューでござる。
今夜の
祝典を
辱めん
惡意を
抱いて
來をったのでござる。
彼の
惡意を
有たぬ
手が
斯の
如く
残酷に
働かされたのは、
夫婦の
間には
僅でも
他人の
手を
藉ることに
金錢上の
恐怖を
懷かしめられたからであつた。
女房はそれでも
死なゝかつた。
とは
云へ、
彼に
惡意が
有るのでは
無い。と、ドクトルは
更に
又沁々と
思ふたので
有つた。
欺きて三千三百兩の
金子を
掠め取り
其後切首多兵衞が世話を以て嘉川主税之助方へ
隨身なし
追々申立たる如くの
惡意を
働き其場所に取落し置たるに
相違有まじ尋常に白状せよ
特に長庵が申立に其方事前日長庵方へ
藥取に參り合せ十兵衞が娘を吉原町へ
賣其金を持て歸りし時の
容子を
認め其方
惡意を