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御存知
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ごぞんじ
ふりがな文庫
“
御存知
(
ごぞんじ
)” の例文
身体の中へ打ちこんだ角度が判ると、どの方角から発射したかが
識
(
し
)
れるんですが、
御存知
(
ごぞんじ
)
ですか。殺されたお嬢さんは、心臓の真上を
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
...
御存知
(
ごぞんじ
)
ありませんか」という声が
紛
(
まが
)
いなくツァ・ルンバに違いございませんから「知って居る」と笑いながら答えました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
十一
時頃
(
じごろ
)
から
熱
(
ねつ
)
が
出
(
で
)
て
來
(
き
)
たので
自分
(
じぶん
)
はプラツトホームの
眞中
(
まんなか
)
に
設
(
まう
)
けある四
方
(
はう
)
硝子張
(
がらすばり
)
の
待合室
(
まちあひしつ
)
に
入
(
はひ
)
つて
小
(
ちひ
)
さくなつて
居
(
ゐ
)
ると
呑氣
(
のんき
)
なる
義母
(
おつかさん
)
はそんな
事
(
こと
)
とは
少
(
すこ
)
しも
御存知
(
ごぞんじ
)
なく
待合室
(
まちあひしつ
)
を
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
平生
(
しよつちゆう
)
参りたいツて言ふんで御座いますよ、けれども
御存知
(
ごぞんじ
)
下ださいます通り家の
内外
(
うちそと
)
、忙しいもンですから、思ふばかりで
一寸
(
ちつと
)
も出られないので御座いますから、
嬢等
(
むすめども
)
にもネ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
門野
(
かどの
)
、
御存知
(
ごぞんじ
)
でいらっしゃいましょう。十年以前になくなった
先
(
せん
)
の夫なのでございます。
人でなしの恋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
御存知
(
ごぞんじ
)
でしょう? あそこを一人で
占領
(
せんりょう
)
しています。
縁側
(
えんがわ
)
から見上げると、丁度、
母屋
(
おもや
)
の藤棚が真向うに見えます。さっきもいったように、その花がいま咲き切っているんです。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
「
大村
(
おおむら
)
さんでいらっしゃいますわね? わたしは——
御存知
(
ごぞんじ
)
でございましょう?」
春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
第一
飯
(
めし
)
の
炊
(
た
)
き
方
(
かた
)
これは事新しく申さないでも誰でも
御存知
(
ごぞんじ
)
の事ですが、しかし上手に
炊
(
た
)
くのはなかなかむずかしいもので、火の力に不平均があっても火がお
釜
(
かま
)
の一方へ
中
(
あた
)
っても美味く出来ません。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
「おや、旦那、
御存知
(
ごぞんじ
)
ないのですかい。もう四日も前のことでしたよ。
尤
(
もっと
)
も、聞いてみれば、監獄の中で、砲弾を
拵
(
こしら
)
えていたんだとはいいますがね」
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「あら、
御存知
(
ごぞんじ
)
なかったの?」
たね子の憂鬱
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「ロンドン? あっ、それをどうして
御存知
(
ごぞんじ
)
ですか。博士は、
読心術
(
どくしんじゅつ
)
を心得て居らるるか、それともスパイ学校を卒業せられたかの、どっちかですなあ」
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「ちがいますよ。伍長どの。自分は、
御存知
(
ごぞんじ
)
のように、酒はすきですが、甘いものは、きらいであります」
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
皆さんは
其
(
そ
)
の名前が、「
禿
(
かむろ
)
」という役割の下にあるのを既に
御存知
(
ごぞんじ
)
の
筈
(
はず
)
である。
間諜座事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
秘密は
御存知
(
ごぞんじ
)
地底戦車の怪人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
存
常用漢字
小6
部首:⼦
6画
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
“御存”で始まる語句
御存
御存生
御存命
御存無
御存之者