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待合室
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まちあいしつ
ふりがな文庫
“
待合室
(
まちあいしつ
)” の例文
話
(
はなし
)
はべつに、ある
日
(
ひ
)
、
町
(
まち
)
の
病院
(
びょういん
)
で、
貧
(
まず
)
しげなふうをした
母親
(
ははおや
)
と
少年
(
しょうねん
)
の
二人
(
ふたり
)
が、
待合室
(
まちあいしつ
)
の
片
(
かた
)
すみで、ちぢこまって、
泣
(
な
)
いていました。
きつねをおがんだ人たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
青森の町は
盛岡
(
もりおか
)
ぐらいだった。
停車場
(
ていしゃじょう
)
の前にはバナナだの
苹果
(
りんご
)
だの売る人がたくさんいた。
待合室
(
まちあいしつ
)
は大きくてたくさんの人が顔を
洗
(
あら
)
ったり
物
(
もの
)
を食べたりしている。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
夕陽
(
ゆうひ
)
は、
岡
(
おか
)
を
染
(
そ
)
め
街
(
まち
)
に
沈
(
しず
)
みかかっています。そのとき、
汽船
(
きせん
)
の
待合室
(
まちあいしつ
)
に、いつかの
運転手
(
うんてんしゅ
)
は、
一人
(
ひとり
)
の
不思議
(
ふしぎ
)
な
女
(
おんな
)
をみとめました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
沿海線
(
えんかいせん
)
に
沿
(
そ
)
うて、レールが
走
(
はし
)
っていました。
小高
(
こだか
)
い
丘
(
おか
)
の
上
(
うえ
)
に、
停車場
(
ていしゃじょう
)
があって、
待合室
(
まちあいしつ
)
は
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
きさらしになっています。
死と話した人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
A
(
エー
)
は、
段
(
だん
)
を
上
(
あ
)
がって、
待合室
(
まちあいしつ
)
にはいると、がらんとして、
人影
(
ひとかげ
)
はなく、ただ
一人
(
ひとり
)
、
黒
(
くろ
)
い
服装
(
ふくそう
)
をした
外国
(
がいこく
)
のおばあさんが、ベンチに
腰
(
こし
)
をおろして、
下
(
した
)
を
向
(
む
)
いて、なにかしていました。
死と話した人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
もうほどなく、
馬車
(
ばしゃ
)
が
出
(
で
)
るというので、
待合室
(
まちあいしつ
)
にいた
人々
(
ひとびと
)
が、
箱
(
はこ
)
の
中
(
なか
)
へはいりかけました。なかには
大
(
おお
)
きな
荷物
(
にもつ
)
をかかえた
男
(
おとこ
)
がいました。たぶん
山間
(
やまあい
)
の
農家
(
のうか
)
へあきないにいくのでしょう。
しらかばの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“待合室”の意味
《名詞》
順番待ちや乗り物の到着を待つために設置された部屋や建物。
(出典:Wiktionary)
“待合室”の解説
待合室(まちあいしつ)は、病院や鉄道駅、バスターミナル等の建物の中で時間が来るのを待つための場所である。これ自身が建物となっている場合は「待合所」とも言い、また単に「待合」とも言う。
(出典:Wikipedia)
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
室
常用漢字
小2
部首:⼧
9画
“待合”で始まる語句
待合
待合茶屋
待合所
待合式
待合半輪
待合席料
待合部屋