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やくがら
ふりがな文庫
“
役柄
(
やくがら
)” の例文
現代
(
いま
)
で言う秘書課のようなところだから、わりに
若手
(
わかて
)
が多かったもので、ここで
柳営
(
りゅうえい
)
の事務を見習い、
才幹
(
さいかん
)
があると認められれば、それぞれ上の
役柄
(
やくがら
)
へ振り当てられて
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
さきの、堀河天皇は、非常な熱心家で、禁門の馬寮には、諸国の
逸駿
(
いつしゅん
)
をつながせて楽しまれた。
右馬頭
(
うまのかみ
)
、
左馬頭
(
さまのかみ
)
らの配下は、この
朝
(
ちょう
)
に人員も増されたし、
役柄
(
やくがら
)
も大いにふるった。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いって
入
(
いら
)
っしゃいまし……とうとう出掛けたが、是は君、えゝどうも、
富貴
(
ふうき
)
天に有りと云うが、不思議な訳で、君は以前お
役柄
(
やくがら
)
で、元が元だから金を持って来ても是程に貧乏と知らんから
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
も
御退
(
おしりぞ
)
け下さるべしと言るゝに伊豆守殿
顏色
(
がんしよく
)
を
變
(
かへ
)
是れ越前其方は
役柄
(
やくがら
)
をも
相勤
(
あひつとめ
)
候へば
斯程
(
かほど
)
の事は
辨
(
わきま
)
へ居るべし
老中
(
らうぢう
)
の公用人は
目付代
(
めつけかは
)
りなり
役屋敷
(
やくやしき
)
に於て
密談
(
みつだん
)
致す事は元より
御法度
(
ごはつと
)
なりと申さるゝを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼女の姿も、容貌の工合も、その顏色も、大體の容子も、猶太王國時代の王女を思ひ出させるところがあつた。そしてまた、そのやうなのが、疑ひもなく彼女が演じようとしてゐる
役柄
(
やくがら
)
でもあつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
「ときに、仙波さん、あなたのお
役柄
(
やくがら
)
はなんです」
顎十郎捕物帳:05 ねずみ
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
なし實は九郎兵衞より
時候
(
じこう
)
見舞として
聊
(
いさゝ
)
か
到來
(
たうらい
)
せしと申ければ大岡殿其は何程
貰
(
もら
)
ひしと云に理左衞門金十五兩貰ひたりと申せば大岡殿ナニ金十五兩とやコレ理左衞門時候見舞とあらば
魚鳥
(
ぎよてう
)
の類か他國の
産物
(
さんぶつ
)
ならば
格別
(
かくべつ
)
役柄
(
やくがら
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
流浪
(
るらう
)
致し
居
(
をり
)
不便
(
ふびん
)
に存候故
途中
(
とちう
)
より
連
(
つれ
)
歸
(
かへ
)
り私し
明家
(
あきや
)
へ住居させ候に追々
狂氣
(
きやうき
)
も
治
(
をさま
)
り
正氣
(
しやうき
)
に立歸り以前の如く
渡世
(
とせい
)
致し居候内
享保
(
きやうほ
)
元申年十一月廿八日かと覺え候が其日は
大雪
(
おほゆき
)
にて人通りも
稀
(
まれ
)
なるにお三には酒に
醉
(
ゑ
)
ひ
圍爐裏
(
ゐろり
)
へ
轉
(
まろ
)
び
落
(
おち
)
相果
(
あひはて
)
申候と聞て次右衞門三五郎は
役柄
(
やくがら
)
なれば早くも心付其
死骸
(
しがい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“役柄”の意味
《名詞》
役 柄(やくがら)
役目のある身分。
役目の性質や特徴、役向き。
演劇で役の類型。敵役、道化役など。
(出典:Wiktionary)
役
常用漢字
小3
部首:⼻
7画
柄
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“役”で始まる語句
役
役人
役目
役者
役所
役場
役立
役宅
役得
役僧