“やくがら”の漢字の書き方と例文
語句割合
役柄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御退おしりぞけ下さるべしと言るゝに伊豆守殿顏色がんしよくかへ是れ越前其方は役柄やくがらをも相勤あひつとめ候へば斯程かほどの事はわきまへ居るべし老中らうぢうの公用人は目付代めつけかはりなり役屋敷やくやしきに於て密談みつだん致す事は元より御法度ごはつとなりと申さるゝを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼女の姿も、容貌の工合も、その顏色も、大體の容子も、猶太王國時代の王女を思ひ出させるところがあつた。そしてまた、そのやうなのが、疑ひもなく彼女が演じようとしてゐる役柄やくがらでもあつた。
「ときに、仙波さん、あなたのお役柄やくがらはなんです」
顎十郎捕物帳:05 ねずみ (新字新仮名) / 久生十蘭(著)