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幾枚
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いくまい
ふりがな文庫
“
幾枚
(
いくまい
)” の例文
思い出すと、いつか岡田と三人で、町へ散歩に出た時、写真屋を見つけて、三人一緒のや、一人ずつのや、
幾枚
(
いくまい
)
も写真を撮ったことがある。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
村
(
むら
)
の
子供
(
こども
)
らは、
窓
(
まど
)
の
外
(
そと
)
で
鳴
(
な
)
り
叫
(
さけ
)
ぶあらしの
音
(
おと
)
に
耳
(
みみ
)
を
澄
(
す
)
まして、
幾枚
(
いくまい
)
も
蒲団
(
ふとん
)
をかぶっても、まだ
震
(
ふる
)
えがちにちぢこまっているのに、おじいさんは
出
(
で
)
かけなければなりませんでした。
都会はぜいたくだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
エモンを字の
如
(
ごと
)
くイモンと読んで
衣
(
きぬ
)
に
附
(
つ
)
けた
紋
(
もん
)
と
心得
(
こゝろえ
)
て
居
(
ゐ
)
た
小説家
(
せうせつか
)
があつたさうだが、
或
(
ある
)
若
(
わか
)
い
御新造
(
ごしんぞう
)
が
羽織
(
はをり
)
を
幾枚
(
いくまい
)
こしらへても、
実家
(
じつか
)
の
紋
(
もん
)
を附けるのを隣の
老婢
(
ばあや
)
が
怪
(
あやし
)
んでたづねると
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
私
(
わたくし
)
が
初
(
はじ
)
めてお
目
(
め
)
にかかった
時
(
とき
)
のお
服装
(
なり
)
は、
上衣
(
うわぎ
)
が
白
(
しろ
)
の
薄物
(
うすもの
)
で、それに
幾枚
(
いくまい
)
かの
色物
(
いろもの
)
の
下着
(
したぎ
)
を
襲
(
かさ
)
ね、
帯
(
おび
)
は
前
(
まえ
)
で
結
(
むす
)
んでダラリと
垂
(
た
)
れ、その
外
(
ほか
)
に
幾条
(
いくすじ
)
かの、ひらひらした
長
(
なが
)
いものを
捲
(
ま
)
きつけて
居
(
お
)
られました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
幾
常用漢字
中学
部首:⼳
12画
枚
常用漢字
小6
部首:⽊
8画
“幾”で始まる語句
幾度
幾
幾何
幾歳
幾日
幾人
幾許
幾年
幾個
幾干