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巌山
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いわやま
ふりがな文庫
“
巌山
(
いわやま
)” の例文
旧字:
巖山
中
(
なか
)
で一ばん
大
(
おお
)
きな
彼方
(
むこう
)
の
巌山
(
いわやま
)
の
裾
(
すそ
)
に、
一
(
ひと
)
つの
洞窟
(
ほらあな
)
らしいものがあり、これに
新
(
あた
)
らしい
注連縄
(
しめなわ
)
が
張
(
は
)
りめぐらしてあるのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
が、
巌山
(
いわやま
)
の
巉崕
(
ざんがい
)
を切って通した、
栄螺
(
さざえ
)
の
角
(
つの
)
に似たぎざぎざの
麓
(
ふもと
)
の
径
(
こみち
)
と、浪打際との間に、
築繞
(
つきめぐ
)
らした石の
柵
(
しがらみ
)
は、土手というよりもただ低い欄干に過ぎない。
半島一奇抄
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私
(
わたくし
)
は
急
(
いそ
)
いで
巌
(
いわ
)
から
降
(
お
)
りてそこへ
行
(
い
)
って
見
(
み
)
ると、
案
(
あん
)
に
違
(
たが
)
わず
巌山
(
いわやま
)
の
底
(
そこ
)
に八
畳
(
じょう
)
敷
(
じき
)
ほどの
洞窟
(
どうくつ
)
が
天然
(
てんねん
)
自然
(
しぜん
)
に
出来
(
でき
)
て
居
(
お
)
り、そして
其所
(
そこ
)
には
御神体
(
ごしんたい
)
をはじめ
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
家並を二町ほど離れて来ると、前に十一二間幅の川が、一天地押包んだ
巌山
(
いわやま
)
の懐から海へ
灌
(
そそ
)
いでいる。……
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
……
鬱陶
(
うっとう
)
しい目金も、マスクも、やっと取って、はばかりの中ですよ。——それで
吻
(
ほっ
)
として、
大
(
おおき
)
な
階子段
(
はしごだん
)
の暗いのも、
巌山
(
いわやま
)
を
視
(
なが
)
めるように珍らしく、
手水鉢
(
ちょうずばち
)
に
筧
(
かけひ
)
のかかった景色なぞ……
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
お
爺
(
じい
)
さんはいとも
気軽
(
きがる
)
にスーッと
巌山
(
いわやま
)
をめぐって
姿
(
すがた
)
を
消
(
け
)
して
了
(
しま
)
いました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
巌
漢検準1級
部首:⼭
20画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“巌”で始まる語句
巌
巌丈
巌角
巌窟
巌乗
巌石
巌畳
巌頭
巌谷小波
巌穴