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対向
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むかひあ
ふりがな文庫
“
対向
(
むかひあ
)” の例文
旧字:
對向
それでも、四十分許り
対向
(
むかひあ
)
つてゐて、不図気が付いた様にして信吾はその家を辞した。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
一
(
ひと
)
つ
一
(
ひと
)
つ
黄金
(
こがね
)
白銀
(
しろがね
)
の
線
(
いと
)
に
成
(
な
)
つて、
其
(
そ
)
の
音
(
ね
)
を
伝
(
つた
)
ふるが
如
(
ごと
)
くに
感
(
かん
)
ずる……
思
(
おも
)
ふに
魔神
(
まじん
)
が
対向
(
むかひあ
)
つて、
采
(
さい
)
を
投
(
な
)
げる
響
(
ひゞき
)
であらう……
何
(
なん
)
につけても、
飛騨谷
(
ひだだに
)
第一
(
だいいち
)
の
隠
(
かく
)
れ
場所
(
ばしよ
)
、
近
(
ちか
)
づき
難
(
がた
)
い
魔所
(
ましよ
)
である
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
同
(
おな
)
じ
高
(
たか
)
さに
頂
(
いたゞき
)
を
並
(
なら
)
べて、
遠近
(
をちこち
)
の
峯
(
みね
)
が、
東雲
(
しのゝめ
)
を
動
(
うご
)
きはじめる
霞
(
かすみ
)
の
上
(
うへ
)
に
漾
(
たゞよ
)
つて、
水紅色
(
ときいろ
)
と
薄紫
(
うすむらさき
)
と
相累
(
あひかさな
)
り、
浅黄
(
あさぎ
)
と
紺青
(
こんじやう
)
と
対向
(
むかひあ
)
ふ、
幽
(
かすか
)
に
中
(
なか
)
に
雪
(
ゆき
)
を
被
(
かつ
)
いで、
明星
(
みやうじやう
)
の
余波
(
なごり
)
の
如
(
ごと
)
く
晃々
(
きら/\
)
と
輝
(
かゞや
)
くのがある。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“対向”の意味
《名詞》
対 向 (たいこう)
互いに向き合うこと。
(出典:Wiktionary)
対
常用漢字
小3
部首:⼨
7画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“対”で始まる語句
対
対手
対峙
対岸
対馬
対蹠的
対蹠
対坐
対照
対句