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客待
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きやくまち
ふりがな文庫
“
客待
(
きやくまち
)” の例文
路
(
みち
)
の角に車夫が五六人、
木蔭
(
こかげ
)
を選んで
客待
(
きやくまち
)
をして
居
(
ゐ
)
た。
其傍
(
そのかたはら
)
に小さな宮があつて、
其
(
その
)
広場で、子供が
集
(
あつま
)
つて
独楽
(
こま
)
を廻して
居
(
ゐ
)
た。
父の墓
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
市街
(
まち
)
はづれの
停車塲
(
ステーシヨン
)
から
客待
(
きやくまち
)
の
馬車
(
ばしや
)
で、
海岸
(
かいがん
)
附近
(
まぢか
)
の
或
(
ある
)
旅亭
(
はたごや
)
に
着
(
つ
)
き、
部室
(
へや
)
も
定
(
さだ
)
まり
軈
(
やが
)
て
晝餉
(
ひるげ
)
もすむと
最早
(
もはや
)
何
(
なに
)
も
爲
(
す
)
る
事
(
こと
)
がない、
船
(
ふね
)
の
出港
(
しゆつこう
)
までは
未
(
ま
)
だ十
時間
(
じかん
)
以上
(
いじやう
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
叱
(
しつ
)
!
默
(
だま
)
つて/\と、
目
(
め
)
くばせして、
衣紋坂
(
えもんざか
)
より
土手
(
どて
)
に
出
(
い
)
でしが、
幸
(
さいは
)
ひ
神田
(
かんだ
)
の
伯父
(
をぢ
)
に
逢
(
あ
)
はず、
客待
(
きやくまち
)
の
車
(
くるま
)
と、
烈
(
はげ
)
しい
人通
(
ひとどほり
)
の
眞晝間
(
まつぴるま
)
、
露店
(
ほしみせ
)
の
白
(
しろ
)
い
西瓜
(
すゐくわ
)
、
埃
(
ほこり
)
だらけの
金鍔燒
(
きんつばやき
)
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
客
常用漢字
小3
部首:⼧
9画
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
“客”で始まる語句
客
客人
客間
客車
客室
客樣
客様
客来
客気
客舎