孝二こうじ)” の例文
孝二こうじは、二十せんそうとってきたのを、小泉こいずみ二人ふたりぶんにしてしました。これで、小泉こいずみもこの遊戯ゆうぎくわわることができたのです。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「よし、してみようか……。」と、清吉せいきちが、脊伸せのびをして、ボタンにゆびをつけようとすると、孝二こうじは、はやごしになっていました。
子供どうし (新字新仮名) / 小川未明(著)
ちょうど、そらをこうしのうちからながめていた孝二こうじは、いつも新聞しんぶんをここへれていくのは、この配達はいたつするのかとおもってていました。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「よし。」といって、鉛筆えんぴつ孝二こうじあたえられました。いつも、首席しゅせきあらそあずま小原おばらは、まだませんでした。つづいてたのは有田ありたです。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
三郎さぶろうさんは、さっそく、孝二こうじくんに、れいをいってやりました。それから、そのうちに、また雑誌ざっしおくるからときました。
おかめどんぐり (新字新仮名) / 小川未明(著)
三郎さぶろうさんが、孝二こうじくんのおくってくれた、どんぐりを、学校がっこうってゆくと、さあたいへんでした。みんなは、めずらしがって
おかめどんぐり (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのことを、三郎さぶろうさんから、孝二こうじくんにいってやると、すぐに返事へんじがきて、田舎いなか子供こどもたちも大喜おおよろこびだというのでした。
おかめどんぐり (新字新仮名) / 小川未明(著)
孝二こうじは、いかけてきたおんなをにらみました。まだ十五さいぐらいでかみをおげにして、みじかふくていました。
子供どうし (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なあんだ、田舎いなかっぺの女中じょちゅうか。」と、孝二こうじおもって、生意気なまいきをいったら、なぐろうとかんがえました。
子供どうし (新字新仮名) / 小川未明(著)