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嫻
ふりがな文庫
“嫻”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
なら
50.0%
しとや
21.4%
しと
14.3%
みやび
7.1%
ナラ
7.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なら
(逆引き)
カーライルが始めて
女皇
(
じょこう
)
に謁した時、宮廷の礼に
嫻
(
なら
)
わぬ
変物
(
へんぶつ
)
の事だから、先生突然どうですと云いながら、どさりと椅子へ腰をおろした。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
嫻(なら)の例文をもっと
(7作品)
見る
しとや
(逆引き)
綺麗
(
きれい
)
に
作
(
つく
)
つて
湯
(
ゆ
)
から
帰
(
かへ
)
ると、
妻
(
つま
)
は
不図
(
ふと
)
茶道具
(
ちやだうぐ
)
ともなかとを
私
(
わたし
)
の
傍
(
そば
)
へ
運
(
はこ
)
んで、
例
(
れい
)
の
嫻
(
しとや
)
かに、
落着
(
おちつ
)
いた
風
(
ふう
)
で、
茶
(
ちや
)
など
淹
(
い
)
れて、
四方八方
(
よもやま
)
の
話
(
はなし
)
を
始
(
はじ
)
める。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
嫻(しとや)の例文をもっと
(3作品)
見る
しと
(逆引き)
藤川の
女将
(
おかみ
)
は、年のころ五十ばかりで、名古屋の
料亭
(
りょうてい
)
の娘といわれ、お茶の
嗜
(
たしな
)
みもあるだけに、挙動は
嫻
(
しと
)
やかで、思いやりも深そうな人柄な女であった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
嫻(しと)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
みやび
(逆引き)
姉
(
あね
)
は
小柄
(
こがら
)
の、
美
(
うつく
)
しい
愛
(
あい
)
らしい
体
(
からだ
)
と
顔
(
かほ
)
の
持主
(
もちぬし
)
であつた。
嫻
(
みやび
)
やかな
落着
(
おちつ
)
いた
態度
(
たいど
)
や
言語
(
げんご
)
が、
地方
(
ちはう
)
の
物持
(
ものもち
)
の
深窓
(
しんそう
)
に
人
(
ひと
)
となつた
処女
(
しよぢよ
)
らしい
感
(
かん
)
じを、
竹村
(
たけむら
)
に
与
(
あた
)
へた。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
嫻(みやび)の例文をもっと
(1作品)
見る
ナラ
(逆引き)
かう言ふ生活法を採つて居るからと言つて、必ずすべてが前述の如き流離の民の末とは言へない。ある呪術ある村人が、其生活法を
嫻
(
ナラ
)
つてさうした一団を組織した例も多いのである。
唱導文学:――序説として――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
嫻(ナラ)の例文をもっと
(1作品)
見る
嫻
漢検1級
部首:⼥
15画
“嫻”を含む語句
公圭書法嫻雅
嫻雅
“嫻”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
徳田秋声
幸田露伴
中里介山
夏目漱石
国枝史郎
折口信夫
芥川竜之介