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嫻
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しとや
ふりがな文庫
“
嫻
(
しとや
)” の例文
綺麗
(
きれい
)
に
作
(
つく
)
つて
湯
(
ゆ
)
から
帰
(
かへ
)
ると、
妻
(
つま
)
は
不図
(
ふと
)
茶道具
(
ちやだうぐ
)
ともなかとを
私
(
わたし
)
の
傍
(
そば
)
へ
運
(
はこ
)
んで、
例
(
れい
)
の
嫻
(
しとや
)
かに、
落着
(
おちつ
)
いた
風
(
ふう
)
で、
茶
(
ちや
)
など
淹
(
い
)
れて、
四方八方
(
よもやま
)
の
話
(
はなし
)
を
始
(
はじ
)
める。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
それに折屈みが何処か節度にかなつてゐて、お茶や花ぐらゐは心得てゐさうに
嫻
(
しとや
)
かであつた。
倒れた花瓶
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
芸事の
稽古
(
けいこ
)
などをした
故
(
せい
)
か、
嫻
(
しとや
)
かな落着いた女で、
生際
(
はえぎわ
)
の富士形になった額が狭く、
切
(
きれ
)
の長い目が細くて、口もやや大きい方であったが、薄皮出の細やかな膚の、くっきりした色白で
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
嫻
漢検1級
部首:⼥
15画
“嫻”を含む語句
公圭書法嫻雅
嫻雅