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太儀
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たいぎ
ふりがな文庫
“
太儀
(
たいぎ
)” の例文
紋「うむ、
今日
(
きょう
)
はお兄上様からお
心入
(
こゝろいれ
)
の物を下され、それを持参いたしたお使者で、
平生
(
つね
)
の五郎治では無かった、誠に使者
太儀
(
たいぎ
)
」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
……おゝ、
脊中
(
せなか
)
が、
脊中
(
せなか
)
が! ほんに
貴孃
(
こなた
)
が
怨
(
うら
)
めしいわいの、
遠
(
とほ
)
い
遠
(
とほ
)
い
處
(
ところ
)
へ
太儀
(
たいぎ
)
な
使者
(
つかひ
)
に
出
(
だ
)
さッしやって、
如是
(
こん
)
な
死
(
し
)
ぬるやうな
思
(
おも
)
ひをさすとは!
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
片付
(
かたづけ
)
支度致
(
したくいた
)
すに付て金銀の入用有べし
太儀
(
たいぎ
)
ながら諸所へ
行
(
ゆか
)
れ金子を與へ給へとて二百五十兩相渡せしかば心得候と
出行
(
いでゆく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
なるほど
此
(
こ
)
の
少年
(
せうねん
)
はこれであらう、
身体
(
からだ
)
は
沢庵色
(
たくあんいろ
)
にふとつて
居
(
ゐ
)
る。やがてわけもなく
餌食
(
えじき
)
を
平
(
たひ
)
らげて、
湯
(
ゆ
)
ともいはず、ふツ/\と
太儀
(
たいぎ
)
さうに
呼吸
(
いき
)
を
向
(
むか
)
ふへ
吐
(
つ
)
くわさ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
私
(
わたし
)
は今病中で、かうしてゐるのも
太儀
(
たいぎ
)
でならんのだから、早く帰つて貰ひたい
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
……あゝ、
老人
(
らうじん
)
といふものは、
死
(
し
)
んでゞもゐるかのやうに、
太儀
(
たいぎ
)
さうに
緩漫
(
のろ/\
)
と、
重
(
おも
)
くるしう、
蒼白
(
あをじろ
)
う、
鉛
(
なまり
)
のやうに……
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
間違
(
まちげ
)
えはなかろうけれども、
若
(
わけ
)
え者の噂にあんなハア
美
(
うつ
)
くしい
女子
(
おなご
)
があるから
家
(
うち
)
へ
帰
(
けえ
)
るは
厭
(
いや
)
だんべえ、
婆様
(
ばあさま
)
の顔見るも
太儀
(
たいぎ
)
だろうなどという者もあるから
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
着
鮫鞘
(
さめざや
)
の大
脇差
(
わきざし
)
を帶し
晒
(
さらし
)
の手拭を首に
捲付
(
まきつけ
)
門口へ出て何も
太儀
(
たいぎ
)
今度は此の藤八が一世一代命を
的
(
まと
)
の願ひ
筋
(
すぢ
)
娘を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
付て物語りけるにぞ夫婦は旅の
憂
(
うさ
)
をも忘れ
歩行
(
あゆみ
)
もさして
太儀
(
たいぎ
)
に非ざれば流石は若き人心
能
(
よき
)
道連
(
みちづれ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
儀
常用漢字
中学
部首:⼈
15画
“太儀”で始まる語句
太儀相