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墮落
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だらく
ふりがな文庫
“
墮落
(
だらく
)” の例文
新字:
堕落
斯樣
(
かやう
)
に、
墮落
(
だらく
)
の
方面
(
はうめん
)
をとくに
誇張
(
こちやう
)
した
冒險者
(
アドヹンチユアラー
)
を
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
で
拵
(
こしら
)
え
上
(
あげ
)
た
宗助
(
そうすけ
)
は、
其
(
その
)
責任
(
せきにん
)
を
自身
(
じしん
)
一人
(
ひとり
)
で
全
(
まつた
)
く
負
(
お
)
はなければならない
樣
(
やう
)
な
氣
(
き
)
がした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
只
(
た
)
だ
舊藩
(
きうはん
)
の
因縁
(
いんねん
)
に
執着
(
しふちやく
)
する
元氣
(
げんき
)
な
豪傑連
(
がうけつれん
)
や、
小
(
ちひ
)
さな
愛國者達
(
あいこくしやたち
)
が、
他
(
た
)
の
墮落
(
だらく
)
したコスモポリタンを
批難
(
ひなん
)
するのであつた。
桜と狆と愛国心:コスモポリタンの心理
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
言寄
(
いひよ
)
る
語
(
ことば
)
に
圍
(
かこ
)
まれても、
戀
(
こひ
)
する
眼
(
まなこ
)
に
襲
(
おそ
)
はれても、いっかな
心
(
こゝろ
)
を
動
(
うご
)
かさぬ、
賢人
(
けんじん
)
を
墮落
(
だらく
)
さする
黄金
(
こがね
)
にも
前垂
(
まへだれ
)
をば
擴
(
ひろ
)
げぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
室町時代には高貴の方々の遊びであつたのを、江戸時代になつてから、民間の遊戯となり、天保以後は品格が崩れて、美しい矢取女を呼物とする矢場に
墮落
(
だらく
)
し、一種の魔窟になつて了ひました。
銭形平次捕物控:040 兵庫の眼玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
彼
(
かれ
)
はたゞ
坂井
(
さかゐ
)
へ
客
(
きやく
)
に
來
(
く
)
る
安井
(
やすゐ
)
の
姿
(
すがた
)
を
一目
(
ひとめ
)
見
(
み
)
て、
其
(
その
)
姿
(
すがた
)
から、
安井
(
やすゐ
)
の
今日
(
こんにち
)
の
人格
(
じんかく
)
を
髣髴
(
はうふつ
)
したかつた。さうして、
自分
(
じぶん
)
の
想像
(
さうざう
)
程
(
ほど
)
彼
(
かれ
)
は
墮落
(
だらく
)
してゐないといふ
慰藉
(
ゐしや
)
を
得
(
え
)
たかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
墮
部首:⼟
15画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“墮”で始まる語句
墮
墮馬髻
墮國
墮胎
墮地獄
墮獄
墮胎藥