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召仕
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めしつか
ふりがな文庫
“
召仕
(
めしつか
)” の例文
「望みある者でございます。お
召仕
(
めしつか
)
いくださいましッ。——主と仰ぎ奉って、身命を
抛
(
なげう
)
って、働きたい望みある者でございますッ!」
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ヴィール夫人が彼女の家へ訪ねて来たとき、隣りの家の
召仕
(
めしつか
)
いはバーグレーヴ夫人が誰かと話しているのを庭越しに聞いていた。
世界怪談名作集:07 ヴィール夫人の亡霊
(新字新仮名)
/
ダニエル・デフォー
(著)
も
勤
(
つと
)
むる
身分
(
みぶん
)
として
其儘
(
そのまゝ
)
に
召仕
(
めしつか
)
ひ
置
(
おき
)
たるぞや
假令
(
たとへ
)
當人
(
たうにん
)
より申出ずとも
其方
(
そのはう
)
より
暇
(
いとま
)
を出すべき
筈
(
はず
)
なり此故に何か
樣子
(
やうす
)
有
(
あら
)
んと申せしなり
定
(
さだめ
)
て
不義
(
ふぎ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
これほどの屋敷をもっている以上、少なくとも然るべき女子供の二三人は
召仕
(
めしつか
)
わなければなるまいというのであった。
番町皿屋敷
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其
(
そ
)
の
頼母
(
たのも
)
しいのと
當人
(
たうにん
)
自慢
(
じまん
)
だけの
生白
(
なまじろ
)
い
處
(
ところ
)
へ、
先
(
ま
)
づ
足駄
(
あしだ
)
をひつくりかへしたのは、
門内
(
もんない
)
、
團右衞門
(
だんゑもん
)
とは
隣合
(
となりあ
)
はせの
當家
(
たうけ
)
の
家老
(
からう
)
、
山田宇兵衞
(
やまだうへゑ
)
召仕
(
めしつか
)
への、
居
(
ゐ
)
まはり
葛西
(
かさい
)
の
飯炊
(
めしたき
)
。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
それよりは御領内から絶世の佳人を
捜出
(
さがしだ
)
し、御傍に
召仕
(
めしつか
)
われては
如何
(
いかが
)
でございましょう
奇談クラブ〔戦後版〕:10 暴君の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
どうぞ、私の生命ひとつ、拾い取って、お
召仕
(
めしつか
)
い下さるなら、草葉の蔭の父も、御領下に生れた私も、共に本望にぞんじまする
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
僥倖
(
さいはひ
)
に肥前屋小兵衞は二百八十兩程の
代物
(
しろもの
)
を
只取
(
たゞとり
)
になし是より増々仕合せ
能
(
よく
)
相成けるに付
間口
(
まぐち
)
三間半の店を
開
(
ひら
)
き番頭手代小僧共五六人
召仕
(
めしつか
)
ひ何れも江戸者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
が、謙信のそばに、小姓として
召仕
(
めしつか
)
われ、その才を愛されていた。そのうち、上杉一族中の名家、直江大和守の
跡目
(
あとめ
)
が絶えようとした時、その養子に、謙信が
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
父は番頭となし娘のお竹はお菊と
相應
(
さうおう
)
の
年恰好
(
としかつかう
)
なれば
腰元
(
こしもと
)
にして
召仕
(
めしつか
)
ひけるが此者子供の時より吉三郎とも
心安
(
こゝろやす
)
くお菊と
云號
(
いひなづけ
)
のことも知り居けるにぞ吉三郎が
臺所
(
だいどころ
)
より來りけるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
召
常用漢字
中学
部首:⼝
5画
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“召”で始まる語句
召
召使
召捕
召上
召食
召抱
召物
召縮緬
召集
召出