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古塚
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ふるづか
ふりがな文庫
“
古塚
(
ふるづか
)” の例文
又、萬有のすぐれてめでたき事も
空
(
くう
)
にはあらず又かの
虚
(
うつ
)
ろ
蘆莖
(
あしぐき
)
の
戰
(
そよ
)
ぎも
空
(
くう
)
ならず、
裏海
(
りかい
)
の
濱
(
はま
)
アラルの
麓
(
ふもと
)
なる
古塚
(
ふるづか
)
の上に坐して
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
夏草
(
なつくさ
)
やつわものどもが、という
芭蕉
(
ばしょう
)
の碑が
古塚
(
ふるづか
)
の上に立って、そのうしろに
藤原氏
(
ふじわらし
)
三代栄華の時、
竜頭
(
りゅうず
)
の船を
泛
(
うか
)
べ、
管絃
(
かんげん
)
の袖を
飜
(
ひるがえ
)
し、みめよき女たちが
紅
(
くれない
)
の
袴
(
はかま
)
で渡った、
朱欄干
(
しゅらんかん
)
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
わたしはあの夫婦と
途
(
みち
)
づれになると、向うの山には
古塚
(
ふるづか
)
がある、この古塚を
発
(
あば
)
いて見たら、鏡や
太刀
(
たち
)
が沢山出た、わたしは誰も知らないように、山の陰の
藪
(
やぶ
)
の中へ、そう云う物を
埋
(
うず
)
めてある
藪の中
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
友人
久米
(
くめ
)
君から突然有馬の屋敷跡には名高い猫騒動の
古塚
(
ふるづか
)
が今だに残っているという事だから尋ねて見たらばと注意されて、私は
慶応義塾
(
けいおうぎじゅく
)
の帰りがけ始めて久米君とこの閑地へ日和下駄を
踏入
(
ふみい
)
れた。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「知らん……こんな畑のなかの
古塚
(
ふるづか
)
などの由来は」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
わたしはあの
夫婦
(
ふうふ
)
と
途
(
みち
)
づれになると、
向
(
むか
)
うの
山
(
やま
)
には
古塚
(
ふるづか
)
がある、その
古塚
(
ふるづか
)
を
發
(
あば
)
いて
見
(
み
)
たら、
鏡
(
かがみ
)
や
太刀
(
たち
)
が
澤山
(
たくさん
)
出
(
で
)
た、わたしは
誰
(
だれ
)
も
知
(
し
)
らないやうに、
山
(
やま
)
の
陰
(
かげ
)
の
藪
(
やぶ
)
の
中
(
なか
)
へ、さう
云
(
い
)
ふ
物
(
もの
)
を
埋
(
うづ
)
めてある
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
塚
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
“古”で始まる語句
古
古今
古渡
古河
古市
古風
古家
古物
古文書
古代