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半信半疑
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はんしんはんぎ
ふりがな文庫
“
半信半疑
(
はんしんはんぎ
)” の例文
最初
(
さいしょ
)
の
間
(
あいだ
)
は
二人
(
ふたり
)
とも
半信半疑
(
はんしんはんぎ
)
であったものの、それが三
度
(
ど
)
五
度
(
ど
)
と
度重
(
たびかさ
)
なるに
連
(
つ
)
れて、
漸
(
ようや
)
くこれではならぬと
気
(
き
)
がついて、しばらくすると
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
と、そこでかれの
半信半疑
(
はんしんはんぎ
)
が、やおら、
腕
(
うで
)
ぐみとなって、まじりまじりと
落着
(
おちつ
)
かない目で、
小文治
(
こぶんじ
)
と龍太郎の顔色を読み
廻
(
まわ
)
して
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
フィアレンサイドは、
酔
(
よ
)
いのまわってきたビールのいきおいもあって、テーブルをたたきながら、がんとして言いはった。ヘンフリイはまだ
半信半疑
(
はんしんはんぎ
)
で
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
平助は
半信半疑
(
はんしんはんぎ
)
で戸を開いてやりますと、正覚坊がちゃんと来ているではありませんか。平助の喜び方ったらありませんでした。夜ふけるまで二人で酒を飲んで、それから一緒に寝ました。
正覚坊
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
半信半疑
(
はんしんはんぎ
)
で
立
(
た
)
って
行
(
い
)
った
坊主
(
ぼうず
)
は、
背
(
せ
)
をまるくして、
雨戸
(
あまど
)
の
隙間
(
すきま
)
から
覗
(
のぞ
)
いた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
▼ もっと見る
それを
聞
(
き
)
くと、
父
(
とう
)
さんは
半信半疑
(
はんしんはんぎ
)
のままで、
娘
(
むすめ
)
の
側
(
そば
)
を
離
(
はな
)
れた。
日頃
(
ひごろ
)
母
(
かあ
)
さんの
役
(
やく
)
まで
兼
(
か
)
ねて
着物
(
きもの
)
の
世話
(
せわ
)
から
何
(
なに
)
から
一切
(
いっさい
)
を
引
(
ひ
)
き
受
(
う
)
けている
父
(
とう
)
さんでも、その
日
(
ひ
)
ばかりは
全
(
まった
)
く
父
(
とう
)
さんの
畠
(
はたけ
)
にないことであった。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
それがあまりにも
飛
(
と
)
び
離
(
はな
)
れ
過
(
す
)
ぎていますので、あなた
方
(
がた
)
は
事
(
こと
)
によると
半信半疑
(
はんしんはんぎ
)
、よもやとお
考
(
かんが
)
えになられるか
存
(
ぞん
)
じませぬが、これが
事実
(
じじつ
)
であって
見
(
み
)
れば
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
逃
(
に
)
げた! と聞いておどろいた
熊蔵
(
くまぞう
)
や、
張合
(
はりあ
)
いぬけのした
若侍
(
わかざむらい
)
たちが、
半信半疑
(
はんしんはんぎ
)
の目をさまよわせて、どこへ
逃
(
に
)
げたのかと明け方にちかい八方の天地をながめまわすと——。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
船員は、
半信半疑
(
はんしんはんぎ
)
でトーマスの顔をじっと見つめた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
信
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
疑
常用漢字
小6
部首:⽦
14画