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保姆
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うば
ふりがな文庫
“
保姆
(
うば
)” の例文
又尼どもは皆聲めでたく歌ひて、穉き耶蘇を拜めりとのたまひぬ。こは皆
保姆
(
うば
)
が教へつるなり。我は畫かきて小尼公を慰めき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ある朝、二人が寝すごしたところで、女の
保姆
(
うば
)
が来た。保姆はそれを見るとその足で判官に知らせに行った。
荷花公主
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
ここに至りて、われは甚だしく
労
(
つか
)
れ、あたかも
小児
(
こども
)
が慈母に抱かれて泣き止みたるが如く、またやさしき
保姆
(
うば
)
のかなしき
守歌
(
もりうた
)
をきかせられたるが如く、いつか熟眠の境に入りぬ。
一夜のうれい
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
それからちやうどこの秋のはじめに、お小さいアデラ・ヴァレンスさまと、お
保姆
(
うば
)
さんとがいらしたのでございます。子供といふものは、
直
(
す
)
ぐに家内を
活々
(
いき/\
)
させるものでございますね。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
それは
席
(
せき
)
の
末座
(
まつざ
)
に
列
(
つらな
)
つて
居
(
を
)
つた
一個
(
ひとり
)
の
年老
(
としをい
)
たる
伊太利
(
イタリー
)
の
婦人
(
ふじん
)
で、
此
(
この
)
女
(
をんな
)
は
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
の
保姆
(
うば
)
にと、
久
(
ひさ
)
しき
以前
(
いぜん
)
に、
遠
(
とほ
)
き
田舍
(
ゐなか
)
から
雇入
(
やとひい
)
れた
女
(
をんな
)
の
相
(
さう
)
で、
背
(
せ
)
の
低
(
ひく
)
い、
白髮
(
しらがあたま
)
の、
極
(
ご
)
く
正直
(
しやうじき
)
相
(
さう
)
な
老女
(
らうぢよ
)
であるが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
それは
他
(
ほか
)
でもない、
忘
(
わす
)
れもせぬ
四年
(
よねん
)
以前
(
いぜん
)
の
事
(
こと
)
、
春枝夫人
(
はるえふじん
)
と、
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
と、
私
(
わたくし
)
との
三人
(
みたり
)
が、子ープルス
港
(
かう
)
の
波止塲
(
はとば
)
を
去
(
さ
)
らんとした
時
(
とき
)
、
濱島家
(
はまじまけ
)
の
召使
(
めしつかひ
)
で、
常時
(
そのころ
)
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
の
保姆
(
うば
)
であつた
亞尼
(
アンニー
)
とて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
ソフィイはねえ、あたしの
保姆
(
うば
)
なんですのよ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
“保姆”の意味
《名詞》
保姆(ほぼ 「保母」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
保育所や養護施設で保育に従事する女子職員。
(出典:Wiktionary)
保
常用漢字
小5
部首:⼈
9画
姆
漢検1級
部首:⼥
8画
“保”で始まる語句
保
保護
保存
保養
保元
保羅
保証
保吉
保護者
保科