-
トップ
>
-
五十畳
読み方 | 割合 |
ごじふでう | 50.0% |
ごじふでふ | 50.0% |
不思議や、
其の
天守の
壁を
透いて、
中に
灯を
点けたやうに、
魚の
形した
黄色い
明のひら/\するのが、
矢間の
間から、
深い
処に
横開けで、
網の
目が
映るのか
凡そ
五十畳ばかりの
広間が
『
御緩り
様で、』と
左側の、
畳五十畳計りの、だゞつ
広い
帳場、……
真中に
大な
炉を
切つた、
其の
自在留の、ト
尾鰭を
刎ねた
鯉の
蔭から、でつぷり
肥つた
赤ら
顔を
出して
亭主が
言ふ。