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一顧
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いつこ
ふりがな文庫
“
一顧
(
いつこ
)” の例文
(これは或は僕等には
寧
(
むし
)
ろ不名誉なことかも知れない。)彼等は僕等に
一顧
(
いつこ
)
も与へてゐない。僕等は彼等には未開人である。しかも日本に住んでゐる彼等は必ずしも彼等を代表するものではない。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
大佐
(
たいさ
)
一顧
(
いつこ
)
軍刀
(
ぐんたう
)
の
鞘
(
さや
)
を
拂
(
はら
)
つて、
屹
(
きつ
)
と
屹立
(
つゝた
)
つ
司令塔上
(
しれいたうじやう
)
、一
令
(
れい
)
忽
(
たちま
)
ち
高
(
たか
)
く、
本艦々上
(
ほんかんかんじやう
)
戰鬪喇叭
(
せんとうらつぱ
)
鳴
(
な
)
る、
士官
(
しくわん
)
の
肩章
(
けんしやう
)
閃
(
きら
)
めく、
水兵
(
すいへい
)
其
(
その
)
配置
(
はいち
)
に
就
(
つ
)
く、
此時
(
このとき
)
、
既
(
すで
)
に
早
(
はや
)
し、
既
(
すで
)
に
遲
(
おそ
)
し、
海賊船
(
かいぞくせん
)
から
打出
(
うちだ
)
す
彈丸
(
だんぐわん
)
は
雨
(
あめ
)
か、
霰
(
あられ
)
か。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
我
(
わが
)
艦長松島海軍大佐
(
かんちやうまつしまかいぐんたいさ
)
は、
流
(
なが
)
るゝ
汗
(
あせ
)
を
押拭
(
おしぬぐ
)
ひつゝ、
滿顏
(
まんがん
)
に
微笑
(
びせう
)
を
湛
(
たゝ
)
えて
一顧
(
いつこ
)
すると、
忽
(
たちま
)
ち
起
(
おこ
)
る「
君
(
きみ
)
が
代
(
よ
)
」の
軍樂
(
ぐんがく
)
、
妙
(
たえ
)
に
勇
(
いさ
)
ましき
其
(
その
)
ひゞきは、
印度洋
(
インドやう
)
の
波
(
なみ
)
も
躍
(
をど
)
らんばかり、
我
(
わが
)
軍艦
(
ぐんかん
)
「
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
」の
士官
(
しくわん
)
水兵
(
すいへい
)
は
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“一顧”の意味
《名詞》
ちらりと振り返って見ること。ちょっと注意すること。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
顧
常用漢字
中学
部首:⾴
21画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥