“よせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
余生53.8%
余勢15.4%
余世7.7%
寄席在7.7%
餘世7.7%
餘勢7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしはそこで忠実ちゅうじつ家来けらい腰元こしもと相手あいて余生よせいおくり、そしてそこでさびしくこの気息いきったのでございます。
こんどは織田軍も敵に息つかせずに、なお余勢よせいある荒木村重の尼ヶ崎と花隈の二城へたいして、直ちに第二次の総攻撃が加えられるであろうなどといって聞かせた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これまでにはずいぶん辛い目にもあい、職責上、正義のためには忍びがたきをも忍び、自分の生命を狙うような敵をも多く持ったとか、しかし今はもう安穏に余世よせいを送りたいと思って
そまつなつくりではあったが、寄席在よせいよりも広いくらいな地どりで、だんだん半永久に造り直していって、すっかり座れるようになっていた。
旧聞日本橋:17 牢屋の原 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
と。鮑叔はうしゆくすで管仲くわんちうすすめ、もつこれくだる。((鮑叔ノ))子孫しそんよよせい祿ろくせられ、封邑ほういふたももの餘世よせいつね名大夫めいたいふたり。
かれそれみゝかんずる瞬間しゆんかんみぎ壁際かべぎはかゝつて、かれちからぱい木陰こかげやみとうぜられた。はどさりととほちてにはつちをさくつて餘勢よせい幾度いくどかもんどりをつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)