“めつきり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
滅切66.7%
目切33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
念佛ねんぶつにごつたこゑあかるくひゞいた。地上ちじやうおほうたしも滅切めつきりしろえてれうにはてられた天棚てんだな粧飾かざりあかあをかみ明瞭はつきりとしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
自體人間の生存税は滅切めつきり高價かうかになツて來た、こと吾々われ/\藝術家は激戰げきせんさい中で平和演説へいわえんぜつツてゐるやうなもんだから、存立そんりつあやふい!………これからは誰が俺のみたして呉れるんだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
それを晩秋ばんしうそら悉皆みんなるので滅切めつきりえる反對はんたい草木くさきすべてが乾燥かんさうしたりくすんだりしてしまふのに相違さうゐないのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
にち餘處よそつて滅切めつきりすくなくなつてるのをあるときふと發見はつけんしてすこ不快ふくわいかつへんおもひつゝあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
奈良や吉野とめぐつてもどつて見ると、僅か五六日の内に京は目切めつきりと淋しく成つて居た。奈良は晴天が持續した。
菜の花 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)