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『菜の花』
ふりがな文庫
『
菜の花
(
なのはな
)
』
奈良や吉野とめぐつてもどつて見ると、僅か五六日の内に京は目切と淋しく成つて居た。奈良は晴天が持續した。それで此の地方に特有な白く乾燥した土と、一帶に平地を飾る菜の花とが、蒼い天を戴いた地勢と相俟つて見るから朗かで且つ快かつた。京も菜の花で郊 …
著者
長塚節
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「ホトトギス」1909(明治42)年8月1日号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約20分(500文字/分)
朗読目安時間
約34分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
目切
(
めつきり
)
角屋
(
すみや
)
題名が同じ作品
菜の花
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
菜の花:――春の新七草の賦のその一ツ――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)