“むすめじだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
娘時代66.7%
処女時代33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……こゝの御新姐ごしんぞの、人形町にんぎやうちやう娘時代むすめじだいあづかつた、女學校ぢよがくかう先生せんせいとほして、ほのかに樣子やうすつてゐるので……以前いぜんわたしちひさなさくなかに、すこ家造やづくりだけ借用しやくようしたことがある。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やがてわたくし娘時代むすめじだいにもおわりをぐべき時節じせつがまいりました。
べつうつくしいほどでもありませぬが、体躯からだ大柄おおがらほうで、それにいたって健康たっしゃでございましたから、わたくし処女時代むすめじだいは、まった苦労くろうらずの、丁度ちょうどはる小禽ことりそのまま
処女時代むすめじだいけたわたくし教育しつけというのは大体だいたいそんなもので、馬術ばじゅつのち三浦家みうらけ嫁入よめいりしてからならいました。
ははってからのわたくしは、しばらくのあいだ気分きぶんなんとなくおちつかず、統一とういつ修行しゅぎょうをやってても、ツイふらふらと鎌倉かまくらすごした処女時代むすめじだい光景ありさまなかうかべてるようなことがおおいのでした。