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ひぢまくら
ふりがな文庫
“ひぢまくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
肘枕
50.0%
肱枕
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肘枕
(逆引き)
錢形の平次は、
肘枕
(
ひぢまくら
)
を解くと、起直つてたしなみの襟などを掻き合せます。
銭形平次捕物控:179 お登世の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一昨年
(
いつさくねん
)
の
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
は、
翌日
(
よくじつ
)
、
半日
(
はんにち
)
、いや、
午後
(
ごご
)
三
時頃
(
じごろ
)
まで、
用
(
よう
)
もないのに、
女中
(
ぢよちう
)
たちの
蔭
(
かげ
)
で
怪
(
あやし
)
む
氣勢
(
けはひ
)
のするのが
思
(
おも
)
ひ
取
(
と
)
られるまで、
腕組
(
うでぐみ
)
が、
肘枕
(
ひぢまくら
)
で、やがて、
夜具
(
やぐ
)
を
引被
(
ひつかぶ
)
つてまで
且
(
か
)
つ
思
(
おも
)
ひ、
且
(
か
)
つ
惱
(
なや
)
み
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひぢまくら(肘枕)の例文をもっと
(4作品)
見る
肱枕
(逆引き)
秋日和
(
あきびより
)
と
名
(
な
)
のつく
程
(
ほど
)
の
上天氣
(
じやうてんき
)
なので、
徃來
(
わうらい
)
を
行
(
ゆ
)
く
人
(
ひと
)
の
下駄
(
げた
)
の
響
(
ひゞき
)
が、
靜
(
しづ
)
かな
町丈
(
まちだけ
)
に、
朗
(
ほが
)
らかに
聞
(
きこ
)
えて
來
(
く
)
る。
肱枕
(
ひぢまくら
)
をして
軒
(
のき
)
から
上
(
うへ
)
を
見上
(
みあげ
)
ると、
奇麗
(
きれい
)
な
空
(
そら
)
が
一面
(
いちめん
)
に
蒼
(
あを
)
く
澄
(
す
)
んでゐる。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
と、とのさまは
今
(
いま
)
の
二合
(
にがふ
)
で、
大分
(
だいぶ
)
御機嫌
(
ごきげん
)
。ストンと、いや、
床
(
ゆか
)
が
柔軟
(
やはらか
)
いから、ストンでない、スポンと
寢
(
ね
)
て、
肱枕
(
ひぢまくら
)
で、
阪地到來
(
はんちたうらい
)
の
芳酒
(
うまざけ
)
の
醉
(
ゑひ
)
だけに、
地唄
(
ぢうた
)
とやらを
口誦
(
くちずさ
)
む。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ひぢまくら(肱枕)の例文をもっと
(4作品)
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