“はくじやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白状53.3%
薄情46.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何故なぜそうきふしたかとのきみ質問しつもん御尤ごもつともである。ぼく不幸ふかうにしてこれきみ白状はくじやうしてしまはなければならぬことに立到たちいたつた。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
わたくし二名にめい水兵すいへいとは、あまりのうれしさに一言いちごんかつた。武村兵曹たけむらへいそうなによりさき自分じぶん大失策おほしくじり白状はくじやうして、しきりにあたまいた。
それではなんにもならないでせう。ほんとに其處そこではたすけることもたすけられることもできない。まつたく薄情はくじやうのやうだが自分々々じぶん/″\です。自分じぶんだけです。それほかいのさ、ね
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
薄情はくじやうもの義理ぎりしらずとおしくるめてのおことば道理だうりなれど御無理ごむりなり此身このみひとつにとががあらばたれもせんかれもせんひざともといふ談合相手だんがふあひてあそばしてよとなみだながらひかへるたもと
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)