-
トップ
>
-
とたう
搖りかけ候
故據ころなく大勢を打散して
逃參りし所に早くも
惡漢共大勢
徒黨して此の如く危き目に
出遭し
也夫と申も實は親類より金子五十兩を預り居候故此金を
其方儀感應院の
師恩を
辨へず西國修行に罷り出度由申立
欺きて諸國を
遍歴し
徒黨を集め百姓町人より金銀を
掠取り
衣食住に
侈奢をなしたる
段上を恐ざる
致方重々不屆至極に付獄門申付る
貰ひやしやうと
云機しも又表より雲助共三四人どや/\と入來りて大勢
徒黨して
騙り懸しが中にも酒機嫌の者は
面倒なり
叩き倒せ
打偃して胴卷の金を取れと
騷ぎ立オヽさうだ違ひねへ
何で主人の金を
件の石に
彫つけありしと
古書に見えたるを
拠として、
渡唐の
神影を画き
伝へたるなり。
件の石に
彫つけありしと
古書に見えたるを
拠として、
渡唐の
神影を画き
伝へたるなり。
○世に
渡唐の天神といひて
唐服に梅花
一枝を持玉ふを画く。
○世に
渡唐の天神といひて
唐服に梅花
一枝を持玉ふを画く。