“ちやうあん”の漢字の書き方と例文
語句割合
長安100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つたく、唐土もろこし長安ちやうあんみやこに、蒋生しやうせいふは、土地官員とちくわんゐんところ何某なにがしだんで、ぐつと色身いろみすましたをとこ今時いまどき本朝ほんてうには斯樣こんなのもあるまいが、淺葱あさぎえり緋縮緬ひぢりめん
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
りよ前日ぜんじつ下役したやくのものにつていて、今朝けさはやきて、天台縣てんだいけん國清寺こくせいじをさして出掛でかけることにした。これは長安ちやうあんにゐたときから、台州たいしういたら早速さつそくかうとめてゐたのである。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
ちゝ無足婦人むそくふじん膝行軌ゐざりぐるませ、みづかしめぐらして京都けいとみんなみかたより長安ちやうあんみやこきたり、いちなかにて、うぞやをる。あつまるもの、數千人すうせんにんくだらず。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)