“だいゝち”の漢字の書き方と例文
語句割合
第一100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
博物館はくぶつかん優劣ゆうれつをきめることは餘程よほど困難こんなんですが、なんといつてもヨーロッパにおいて有名ゆうめい博物館はくぶつかんは、まづ第一だいゝちにイギリスのロンドンにある大英博物館だいえいはくぶつかんげなければなりません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
なにも、やぶがさぐるまほねらせてはこばせずとことよ。平時いつもならかくぢや、おまけ案山子かゝしどもがこゑいて、おむかひ、と世界せかいなら、第一だいゝち前様めえさまざうかついでほふはあるめえ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いまふね船體せんたいみとめぬうちから、かゝ心配しんぱいをするのはまつた馬鹿氣ばかげるかもれぬが、先刻せんこくからの奇怪きくわい振舞ふるまひては、どうもこゝろやすくないのである、第一だいゝちはるか/\の闇黒あんこくなる海上かいじやうおい