“せうぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悄然73.9%
蕭然13.0%
照然8.7%
妝前4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐久間玄蕃(さくまげんば)が中入(なかいり)の懈怠(けたい)のためか、柴田勝家(しばたかついへ)、賤(しづ)ヶ嶽(たけ)の合戰(かつせん)敗(やぶ)れて、此(こ)の城中(じやうちう)に一息(ひといき)し湯漬(ゆづけ)を所望(しよまう)して、悄然(せうぜん)と北(きた)の莊(さう)へと落(お)ちて行(ゆ)く。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
余也(よや)固(もとより)浅学(せんがく)にして多く書(しよ)を不読(よまず)、寒家(かんか)にして書に不富(とまず)、少く蔵せしも屡(しば/\)祝融(しゆくいう)に奪(うばゝ)れて、架上(かしやう)蕭然(せうぜん)たり。
○再(ふたゝび)按(あんず)るに、孔子の聖(せい)なるもその灵(れい)は生(いけ)る時よりも照然(せうぜん)として、その墓(はか)十里荊棘(けいきよく)を生ぜず、鳥も巣(す)をむすばず。関羽(くわんう)の賢(けん)なるも死(し)しては神となりて祈(いのる)に応(おう)ず。
「幸に濃妝(のうせう)をもつて妾が雙頬(さうけふ)の啼痕(ていこん)を掩(おほ)ふを得るも菱華(りやうくわ)は独り妾が妝前(せうぜん)の愁眉(しうび)を照(てら)さざる殆ど稀なり」という文体である。
婦人と文学 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)