“しうじう”の漢字の書き方と例文
語句割合
主從100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みぎにん者共ものども天一坊身分みぶんしか相糺あひたゞさず主從しうじう盟約めいやくを致し候だん不屆ふとゞきの致しかたに付中追放申付る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
昨夜ゆうべやとつた腕車くるまが二だいゆきかどたゝいたので、主從しうじうは、朝餉あさげ支度したく匇々そこ/\に、ごしらへして、戸外おもてると、東雲しのゝめいろともかず黄昏たそがれそらともえず、溟々めい/\濛々もう/\として、天地てんちたゞ一白いつぱく
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
たゞいそぎにいそがれて、こゝにこゝろなき主從しうじうよりも、御機嫌ごきげんようとかどつて、一曳ひとひきひけばゆきに、母衣ほろかたちかくれて、殷々いん/\としてしづきやく見送みおく宿やどのものが、かへつて心細こゝろぼそかぎりであつた。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)