“ごせう”の漢字の書き方と例文
語句割合
後生100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れが私立しりつぼけ生徒せいとといはれゝばおまへこと同然どうぜんだから、後生ごせうだ、どうぞ、たすけるとおもつて大萬燈おほまんどう振廻ふりまわしておくれ、れはしんからそこから口惜くやしくつて
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一年も以前もとへ帰りたいにと老人としよりじみた考へをして、正太の此処にあるをも思はれず、物いひかければことごとちらして、帰つておくれ正太さん、後生ごせうだから帰つておくれ
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これ此樣こんなうつくしいはなさいてあるに、えだたかくてわたしにはれぬ、のぶさんはせいたかければおとどきましよ、後生ごせうつてくだされと一むれのなかにては年長としかさなるをつけてたのめば
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
うぞ世間せけんひとけぬやうに、一ッぱしのゑらかたつてくだされ、後生ごせう御座ござんす、わたし其爲そのためになら内職ないしよくなりともして御菜おさいもののお手傳てつだひはしましよ、うぞ勉強べんきやうしてくだされ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
つぢつてひとつまはぢきをされて後生ごせういかゞとおもはるゝやうなりし。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)