“このひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
此日81.0%
是日14.3%
當日4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此日(このひ)も宗助(そうすけ)は兎(と)も角(かく)もと思(おも)つて電車(でんしや)へ乘(の)つた。所(ところ)が日曜(にちえう)の好天氣(かうてんき)にも拘(かゝは)らず、平常(へいじやう)よりは乘客(じようきやく)が少(すく)ないので例(れい)になく乘心地(のりごゝち)が好(よ)かつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
是日(このひ)はことに快晴(くわいせい)して村落(そんらく)の秋景(しうけい)百逞(ひやくてい)目を奪(うば)ふ。さて平山(ひらやま)一ツを踰(こえ)て坡(さか)あり、則(すなはち)地獄谷へいたるの径(みち)なり。坡(さか)の上より目を下(くだ)せば一ツの茅屋(ばうをく)あり、是(これ)本文(ほんもん)にいへる混堂(ゆや)なり。
かくて當日(このひ)は、二十里(り)近(ちか)く進(すゝ)んで日(ひ)が暮(く)れたので、夜(よる)は鐵車(てつしや)をば一(いち)大樹(だいじゆ)の下蔭(したかげ)に停(とゞ)めて、終夜(しうや)篝火(かゞりび)を焚(た)き、二人(ふたり)宛(づゝ)交代(こうたい)に眠(ねむ)る積(つもり)であつたが、怒(いか)り叫(さけ)ぶ猛獸(まうじう)の聲(こゑ)に妨(さまた)げられて