“坡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つつみ33.3%
さか22.2%
22.2%
どて22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまち、二頭の駿馬をひき、ふたりくつわをならべて、江岸のつつみまで駈けた。玄徳もよく走り、孫権もさすが鮮やかだった。そして、相かえりみて、快笑した。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此人そつはなるゆゑみづか双坡楼そつはろう家号いへなす、その滑稽こつけい此一をもつて知るべし。飄逸へういつ洒落しやらくにしてよく人にあいせらる、家の前後にさかありとぞ、双坡そつはくだて妙なり。
あとのふたりは夫婦者で、孟州は十字の峠茶店で、凄いあきないをやっていた菜園子さいえんしの張青と、その女房、母夜叉ぼやしゃ孫二娘そんじじょうなのである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其から一家の冬仕度に就いて考へたり、頭の底の動揺や不安に就いて考へたり、書かうと思ふ題材に就いて考へたりして、何時か高等學校のどてのところまで來た。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)