“土坡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どは50.0%
どば33.3%
どて16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お留守居組のわしは、その長い列の行く手を、お城の土坡どはから見送っていた。とめどなく流れる涙も拭わず見送っていた。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鵞鳥がちようを。二の鵞鳥を。薄いひらめな土坡どばの上に、おすの方は高く首をげてい、めすはその雄に向って寄って行こうとするところです。
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
荘子の腰を下している黍畑きびばたけの縁の土坡どての前は魏の都の大梁たいりょうから、韓の都の新鄭を通り周の洛邑らくゆうに通ずる街道筋に当っていた。
荘子 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)