つつみ)” の例文
たちまち、二頭の駿馬をひき、ふたりくつわをならべて、江岸のつつみまで駈けた。玄徳もよく走り、孫権もさすが鮮やかだった。そして、相かえりみて、快笑した。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さては、孔明の悪戯わるさか」と、ふたたび馬を打って、つつみの上へ馳け上がってみた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくて、いつか彼は博望のつつみを踏んでいた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)