“こうれい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
恒例26.7%
高齢20.0%
伉儷13.3%
公礼13.3%
厚禮6.7%
好例6.7%
宏麗6.7%
高嶺6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、合宿で、恒例こうれいのテキにカツを食い、一杯いっぱいの冷酒に征途せいとをことほいだ後、晴れのブレザァコオトもうれしく、ほてるような気持で、旅立ったのです。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
こうして、かれは、晩年ばんねんおくりました。そして、高齢こうれいでこのなかからったのであります。かれが、なくなっても、そのさかずきだけは、完全かんぜん姿すがたのちまでのこりました。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
抽斎の岡西氏徳をめとったのは、その兄玄亭が相貌そうぼうも才学も人に優れているのを見て、この人の妹ならと思ったからである。然るに伉儷こうれいをなしてから見ると、才貌共に予期したようではなかった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
また、兪氏ゆしという寵妾ちょうしょうにも、ひとりの子があった。孫韶そんしょう、字は公礼こうれいである。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
留守るす細君さいくん——(評判ひやうばん賢婦人けんぷじんだから厚禮こうれいして)——御新造ごしんぞ子供こどもたちをれてからうじてなかをのがれたばかり、なんにもない。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
身体裝飾しんたいそうしよくとして用ゐられしならんとおもはるる土製品どせいひんは極めてまれにして、好例こうれいとして示すべき物は余の手近てぢかには唯一個有るのみなり。(圖中づちう下段げだん右のはしを見よ)此品は大森貝塚おほもりかいづかより發見されたり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
大海底の竜宮の宏麗こうれい泉河湖沼のものに比して格別なる事既に経文より引いたごとく、これ陸地諸水がついに海に入るごとく陸地諸宝も必ず海に帰すとした上
シエラの詩人と呼ばれしウオーキン・ミラーの住みし所、彼の名づけて高嶺こうれいといいける所。妻の名にちなみてアペイと呼びしこの家は、彼が「コロムバス」その他の詩を物せし所。
バークレーより (新字新仮名) / 沖野岩三郎(著)